木戸

ここ数日製作していた観音開きの木戸が出来上がりました。竹屋ですが、こういった建具屋仕事・大工仕事もこなします。

高さは五尺五寸、巾が五尺。木戸の両側の柱は栗の五寸角です。上に栗の丸太を太鼓に落とした横木をいれました。

丸太の前後の面が平らに削られています。これを”太鼓”と呼びます。

横木と柱の結合部に隙間が空かない様に横木をドブで（＝そのままの太さで）三分差し込むようにしました。

ホゾ穴の周りに溝を掘り、ホゾの部分だけでなく横木そのままの太さで少し柱に差し込まれます。

栗の五寸角、長さ十尺となると一人では動かせないので、何人かの方にお手伝いいただき完成しましたが、ともかく大変な仕事でした。しかし得る物も沢山あり楽しい時でした。